曾我廼家喜劇(そがのやきげき)
まげもの喜劇 二題 『幸助餅』『七両二分』

 ■公演について
喜劇の祖・曾我廼家喜劇が大阪で生まれて一世紀。
本年は喜劇王・藤山寛美の十七回忌。その弟子の曾我廼家八十吉が上方喜劇を残そうと中心になり、今回、喜劇の祖曾我廼家五郎作品、曾我廼家十吾作品を原点のまげもの喜劇として奮闘上演致します。
共演者は、上方喜劇に心を寄せる面々ばかり!NHKでお馴染みの紅萬子さん、曾我廼家五郎八さんの娘、西岡慶子さん、新国劇の笠原章さん、元宝塚の彩風蘭さん、寛美さん命名のはな寛太・いま寛大さん等を交え、ゲストに西川峰子さんを迎えて、上方喜劇の醍醐味、俄か仕立ての風味を楽しんで戴ければと思います。
尚、『七両二分』は故ミヤコ蝶々さんが演じられて以来の上演で、紅萬子さんが初挑戦!また、劇中の音楽・効果を邦楽の生演奏で行うのも伝統味溢れる演出も見所のひとつです。
 ■あらすじ
新町の三つ扇屋女将『幸助餅』 曾我廼家五郎作品
かつては大坂一といわれるほどの老舗であった餅米問屋大黒屋の幸助(笠原章)は、雷(曾我廼家八十吉)という相撲取りを贔屓にし、身代をなくしてしまう。
止むに止まれず、娘(秋好かおり)を新町の三つ扇屋女将(西川峰子)に預け、商売の元手三十両を手にする。
その時になんと江戸へ修行に行った雷が、褌かつぎ(東野正志、川浪ナミヲ)を従え、大関に昇進して帰ってきたのであった。あまりの嬉しさに手にある三十両を祝儀にくれてやる。そこに心配顔の女房(彩風蘭)と家主(西岡慶子)がやってきて、事情を話して、祝儀を返してもらおうと雷に頼むが、一旦もらった物と冷たく断られてしまう・・・。
廓の女将の前で繰り広げられる雷関と幸助の男の友情物語。

『七両二分』 曾我廼家十吾作品
舞台画像「喧嘩一分に間男七両二分」というのは昔の示談金の相場。大工の長兵衛(曾我廼家八十吉)には、芝居好きの妹おかん(紅萬子)がおり、何処へ奉公に出しても、その芝居好きがあだとなり、帰されてきている。
そこに明日までに十両を骨董屋(西岡慶子)に届けなければならない経師屋の若旦那(笠原章)が困り顔でやってくる。お世話になった長兵衛さんはなんとかお役に立ちたいと手元の二両二分とあとの七両二分を工面しようと考えるのでした・・・。
骨董屋の息子(月亭八光)、大工の棟梁(いま寛大)、宮男(桂都んぼ)、金貸し(下村和寿)、若旦那の恋仲常磐津の師匠(西川峰子)の父親(はな寛太)をも巻き込んでの騒動に・・。
少々おかしな兄妹の繰り広げる、上方喜劇の俄かの面白みを楽しめる幻の作品。
 ■概要
公演日程 2006年4月1日(土) 13時開演/17時開演
公演会場 シアターBRAVA!
開場 開演の30分前
チケット料金 S席\5,000 A席\3,000(税込)
キャスト 曾我廼家八十吉/西川峰子/紅萬子/笠原章/西岡慶子/彩風蘭/
月亭八光/桂都んぼ/いま寛大/はな寛太/東野正志/川浪ナミヲ/
下村和寿/吉若靖弘/秋好かおり/米田千尋/松本留美子/
サムライよしえ/泉しずか
主催 毎日放送/NPO法人大阪人情喜劇の会
 ■チケット発売日
BRAVA!Club発売 終了しました
一般発売 終了しました
プレイガイド
終了しました
 ■お問合せ
お問合せ チケットホン松竹 0570−000−489

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