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ミュージカルからシェイクスピア、現代作家の書き下ろしまであらゆるジャンルの舞台作品に出演し、近年では、映画やドラマにも数多く出演し、その存在感を醸し出しつづける名優・市村正親と、舞台・映画・テレビと全てのメディアで輝かしい活躍を続け名実ともに日本のトップ女優である大竹しのぶ・・・互いを俳優として深くリスペクトしあう二人が、念願の舞台初共演を果たした作品である「スウィーニー・トッド」は、現代ミュージカルの巨星スティーヴン・ソンドハイムの代表作。日本では1981年に鈴木忠志演出、市川染五郎(当時)・鳳蘭・市原悦子らの出演によって上演されて以来封印されていた異色の問題作である。
ソンドハイム自身から、その作品を最も理想的に演出するアーティストとして評価されている宮本は「太平洋序曲」のほかにも「Into the Woods」も演出するほどソンドハイム作品に傾倒しているが、彼にとってこの「スウィーニー・トッド」はいつか演出したみたいと願っていた、一番好きなソンドハイム・ミュージカルなのだという。 |
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